LINEが運営する仮想通貨取引所BITMAX!特徴やサービス内容を徹底解説

今やほとんどの日本国民が利用しているSNS「LINE」。

LINEを運営しているLINE株式会社(以下LINE社)の提供する仮想通貨取引所に、「LINE BITMAX」があります。 ※正確には、LINE社の子会社であるLVC株式会社(以下LVC)が提供しています。

LINE社は株式投資やFX取引のサービス、iDeCo、LINE Pay、保険、最近ではNFTにまで事業を広げており、金融ノウハウはかなり蓄積されているでしょう。

そんなLINE社の仮想通貨(暗号資産)取引事業であるLINE BITMAXにはどのような特徴があるのでしょうか?

概要と特徴、そして提供サービスについて簡単に解説していきます!

\LINEが運営する仮想通貨取引所/

1. LINE BITMAXとはどのような取引所?

LINE-BITMAX

LINE BITMAXはLINE社が提供する仮想通貨取引所です。

国内で取引所トークンを発行している珍しい取引所のひとつです。

LINE BITMAXの概要をまとめた表をご覧ください。

サービス名 LINE BITMAX
運営企業 株式会社LVC(LINE株式会社の子会社)
資本金 81億6000円
コーポレートサイト https://lvc-corp.com/ja/
BITMAXの公式サイト https://www.bitmax.me/?lang=ja
取扱通貨 BTC, ETH, XRP, BCH, LTC, LN(6種類)
提供している注文方法 成行注文のみ
販売所形式
取引所形式 ×
レバレッジ取引 ×
入金手数料 【LINE Pay】無料
【銀行口座】無料だが銀行ごとの振込手数料がかかる
出金手数料 【LINE Pay】無料だがLINE Payの残高への反映となる
【銀行口座】税込400円
売買手数料 無料
取引可能時間帯 24時間365日
チャートの種類 ローソク足, ラインチャート
チャート期間 1分, 1時間, 1日, 1週間, 1ヶ月
チャート描画ができるか 不可能
利用できるチャートツール なし

LINE Payを利用した方が入出金手数料がお得になります。

出金の際はLINE Payの残高に反映されるので、LINE Payを利用して様々なLINEサービスを利用されている方には特におすすめですね。

むしろこれを機にLINE Payでお買い物するようにしても良いかもしれませんね。

2. LINE BITMAXが提供しているサービス

LINE BITMAXは「販売所サービス」と「暗号資産貸し出し」の二つを提供しています。 

① 販売所サービス

BITMAXは販売所形式の取引所です。

運営元のLVC社が提示する売買価格で買ったり売ったりする形式です。

この形式では、ユーザー同士の取引である「取引所」サービスと異なり、運営の提示価格なので“価格が安定している”反面、売買価格差であるスプレッドが比較的広くなる傾向があります。

金融資産の取引に慣れている方は、BITMAXだけでなくその他の取引所と併用するのも良い手だと思います。

しかし、後述しますが、LNという独自トークンの取引は国内取引所でBITMAXでしかできないので、BITMAXを登録しておいて損はないと言えます。

② 暗号資産の貸し出し

「暗号資産の貸し出し」と言いましたが、貸し出すのはユーザーです。「レンディング」とよく呼ばれます。

暗号資産貸し出し

出所:公式ブログ

端的にいうと、自身が購入した通貨をBITMAXに貸し出すことで、貸出期間に応じて一定の利息を得ることができるというものです。

最小で1日だけの貸し出しをすることもできますし、それよりもっと長い期間貸し出すこともできます。

さらに、申請することで貸し出し途中でも数日以内に返却してもらうことができます。

相場が急に変動しても期間終了まで待つ必要がないわけです。

2020年の12月3日から「固定期間型」が始まり、こちらではLN(LINK)のみが対象となりますが、30日間・60日間・90日間の三つの期間を選び、最大12%の利息を得ることができるようになっています。

※2021年7月27日時点、新規貸出受付は停止中

BITMAX レンディング

※BITMAX レンディングの画面

3. LINE BITMAXの特徴

LINE BITMAXには他の取引所にはない特徴がたくさんあります。

それらをうまく利用することで、より便利に生活することができます。

② 堅牢なセキュリティ

少し専門的な単語を使うことになってしまいますが、LINE BITMAXは「コールドウォレット」で資産を100%管理しているので、ハッキングリスクが小さくなっています。

さらに先述のように、証券(株式)やFXのサービス提供経験があるため、セキュリティへの意識の高さが伺えます。

一口コラム: コールドウォレットとは?

暗号通貨を管理する方法のひとつで「コールド・ストレージ」とも呼ばれ、最も安全な管理方法として知られています。

仮想通貨におけるウォレットとは、言葉通り仮想通貨を保管する場所のことで、このコールド・ウォレットというものは、インターネットから完全に切り離したウォレットです。

仮想通貨はデジタルなものなので、ネットワークに接続した状態だとハッキングによって盗まれるリスクがありますが、ネット環境から切り離されたコールド・ウォレットならばそのリスクがないため最も安全であると言われているのです。

コールド・ウォレットには、アドレスと秘密鍵を紙に印刷して保存する「ペーパー・ウォレット」と、専用のデバイスで管理する「ハードウェア・ウォレット」があります。

後者のハードウェア・ウォレットの利用が一般的であると言われています。

③ 専用アプリをインストールする必要がない

他の仮想通貨取引所では、それぞれが出している仮想通貨取引アプリをダウンロードしたり、Webでサイトを開いて取引する必要があります。しかし、BITMAXはLINEアプリさえ入っていれば他に必要がないというのが特徴的です。

BITMAX取引画面

※画像はLINEアプリの画面

④ 登録から取引開始までが非常に早い

LINE Payで本人確認(年齢確認)が済んでいれば、BITMAXでそれをする必要がないので、基本情報を入力すればすぐに取引を始めることができます。

基本情報の入力も3分程度で終わりますので、非常に簡単で楽です。

⑤ 独自トークンのLN(LINK)がある

LINEにはLINEのトークンエコノミーをさらに活性化していくために、独自トークンのLN(LINK)があります。

トークンエコノミーとは、トークンという代替紙幣のようなものを発行し、それを利用して様々な諸サービスを受けられるようにすることで、そのトークンに経済価値が生まれ現物貨幣を使うことなく日常生活が送れる経済圏のことです。

すでに楽天経済圏やLINE経済圏などというものがありますが、それのトークン活用バージョンと考えていただければ問題ないと思います。

●LINKの価格推移

LINE(LI)の価格推移

出所:Coinpost

余談ですが、シンクロライフというブロックチェーンを利用したグルメSNSを運営する企業は、2018年に「トークン転換券付株式」の導入を発表していました。転換社債のように、その株式を独自トークンへ転換できるものとなっており、トークンエコノミーが拡大した暁には需要を生む株式となりそうですよね。

このLNというトークンはLINE Blockchain上(このBITMAXや、NFTマーケットプレイスおよび今後追加されるdAppsなど)で使うことができます。

トークンエコノミーやdApps(ブロックチェーン技術を利用したアプリ)はまだ開発中であり、まだLNの用途はほぼないと言えますが、このLINEの圧倒的なユーザー数とサービスの横のつながりを考えると、将来が楽しみですね。

さらに「LINE Rewards Program」に加盟しているお店でLINE Pay支払いをするとLNが還元されるので、購入せずともまずはLINE Payを利用することで集めてみてもいいかもしれませんね。

以下は公式ブログから引用

ユーザーのみなさんがLINEサービス内の貢献活動によってインセンティブとしてトークンを受け取ることができ、サービスの成長によりトークンエコノミーが拡大し、「LINK」の需要が増えれば「LINK」自体の価値も上がることが考えられます。

▼LINK(リンク)に関して

そして以下はLNを発行すると発表したリリースに書かれていた内容です。

LINEは、「LINE Blockchain」を基盤とした「LINE Blockchainエコシステム(旧名称:LINKエコシステム)」を構築し、サービス提供者とユーザーの共創関係の構築を目指すトークンエコノミー構想「LINEトークンエコノミー」*3を発表しております。

ユーザーは、エコシステム内の分散型アプリケーション「dApp」*4サービスを利用し、その中での行動やサービスへの貢献行為に応じてインセンティブを獲得することができます。

ブロックチェーンの特性により評価の信頼性・透明性を担保できるようになり、ユーザーの貢献行為に対して適切な還元が可能になることで、ユーザーの活動は活性化し、サービスがさらに成長していくという好循環が生まれます。

4. LINEの独自暗号通貨「LINK」が6月からNFTで利用可能に

そんな独自トークンのLNですが、2021年6月21日にLINEでNFTマーケットプレイスのβ版が使えるようになったことで、使用用途がひとつ生まれました。

このマーケットプレイスでNFTを購入する際にLNが使えるのです。

LINEのNFTマーケットプレイスについて知りたい方は、こちらの公式noteをご覧ください。

LINEでNFTを取引しよう!NFTマーケットβの手引き

まとめ

BITMAXはLINEアプリ内ですぐに移動できますし、口座開設も極めて簡単で何より直ぐに取引をはじめることができます

LN(LINK)という独自トークンも取り扱っていますし、このトークンを使ったトークンエコノミーは今後ますます拡大・促進されていくことと予想されます。

できることが増えていくかもしれないという展望がある反面、やはり販売所形式しかないことに不満を抱く方も少なくないです。

しかし、一般的なメリットだけでなく「BITMAXならではの利点」もあることを十分勘案したいところですね。

その他の取引所と“使い分ける”のも良いでしょう。

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