エンジンコイン(Enjin coin)って国内の取引所でも上場していて名前はよく聞くけど、どんな仮想通貨なの?
そう感じている方は多いのではないでしょうか。
エンジンコインは、NFT(非代替性トークン)プラットフォームであるエンジンプラットフォームで利用されるトークンです。
2021年以降、ブロックチェーン市場ではNFTが流行しており、多くのNFTプラットフォームも誕生しています。その波に乗ってエンジンコインの価格は2021年1月から4月にかけて24倍にまで高騰しました。
また、仮想空間であるメタバース関連の仮想通貨としても非常に注目されています。
最後まで読めば、エンジンコインの人気の理由や、投資する際に知っておくべきことを把握できるようになるでしょう。
エンジンコイン(Enjin coin)とは?
エンジンコインとは、ブロックチェーンプラットフォームである「Enjin Platform」で使用される仮想通貨です。
▼エンジンコイン(ENJ)の概要
ティッカーシンボル | ENJ |
---|---|
価格 | 210円 |
時価総額 | 約1760億円 |
発行上限 | 1,000,000,000 ENJ |
ランキング | 58位 |
開発元 | Enjin Pte Ltd |
公式サイト | https://ja.enjin.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/enjin |
ホワイトペーパー | https://docs.enjin.io/ |
※2022年1月31日時点での情報です。
海外取引所では大手交換業者のバイナンスやHitBTCなどで取り扱われており、国内取引所ではコインチェックとGMOコインで取引を行うことができます。
それではエンジンコインを使用するエンジンプラットフォームとは、どのようなプラットフォームなのか解説します。
エンジンプラットフォームの特徴
エンジンプラットフォーム(Enjin Platform)はシンガポールの企業の「Enjin(Enjin Pte. Ltd)」が開発・運用しているブロックチェーンプラットフォームです。イーサリアムの規格「ERC-1155」をベースとしており、これまでにインストールされたエンジンウォレットの数は170万以上もあります。
ここではエンジンプラットフォームの3つ特徴を解説しましょう。
1専門知識がなくてもNFTを作成・販売できる
エンジンプラットフォームでは、ゲームやアート・音楽・スポーツなど様々な分野のNFTを発行できます。
仮想通貨とは異なり個々のデータに識別子があり、画像や動画・音声データの権利関係をブロックチェーン上で管理できます。
エンジンプラットフォームを利用すれば、ブロックチェーンやコーディングなどの専門知識がなくても、ゲームやアプリに仮想通貨やスマートコントラクト・NFTを導入できるのです。さらに作成したNFTは、エンジンプラットフォームのマーケットプレイスで販売できます。
マーケットプレイスでは300万点以上のNFTが取り扱われています。
NFTのやり取りには手数料としてイーサリアム(ETH)とエンジンコイン(ENJ)が必要になるため、利用する前に購入することがおすすめです。
2メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる
エンジンプラットフォームには、メルティング(溶解)という機能があります。
メルティングでは、ブロックチェーン上にあるNFTデータを壊し、エンジンコインを取り出します。そのため、使用しなくなったNFTをエンジンコインに戻せるのです。
NFTは、それぞれ固有の価値があります。人気のあるNFTは何千万~何億といった高額でやり取りされるケースがありますが、そうではないNFTに価値は付きません。したがって、作成したNFTが誰にも購入されない可能性もあるのです。
しかしエンジンプラットフォームでメルティングすれば、価値の付かないNFTをエンジンコインに戻せるため、別のNFTの作成や、別の資産への換金に使えるようになります。
ただし、メルティングには手数料が発生し、取り出したエンジンコインのうち0~50%が掛かります。
3【あのマインクラフトもプレイ可能】ゲームで遊んでお金を稼げる
エンジンプラットフォームはオンラインゲームでも有名であり、合計2,000万人以上のユーザーによって利用されています。
2021年10月20日時点では39種類のゲームが公開中です。ゲームで得たアイテムはNFT化されていて換金できるため、ユーザーはゲームで遊びながらお金を稼ぐことができます。
また、メタバースを活用したゲームなどもプレイ可能なので、メタバースとNFTという注目分野を一緒に体験することが可能。
関連記事:メタバースとは?やり方・始め方や仮想通貨との関連性をわかりやすく解説
そのためゲームが好きな方はエンジンプラットフォームのゲームでアイテムを手に入れ、エンジンコインに換金し、収益を得られます。
実際にエンジンプラットフォームで遊べるゲームの中には、「マインクラフト」があります。マイクロソフトとも提携しており、ブラウザゲーム「エンジンクラフト(EnjinCraft)」を開発しました。
マインクラフトには既に約5億人のプレイヤーがおり、毎月1億2,600万人のプレイヤーが遊んでいるため、今後エンジンのユーザーはさらに増えていく可能性が考えられるでしょう。
エンジンクラフトでも道具はNFT化されていて、NFT化された土地をプレイヤーが売買したり、独自のゲームを作って他のプレイヤーから参加費を徴収したりできます。
このようにエンジンプラットフォームを利用すれば、ゲーム内でお金を稼げるのです。
4か月で24倍!?エンジンコインの価格を確認
エンジンコインの価格を見てみると、2021年以前は低価格で推移していますが、2021年に入ってからは大きく高騰しているのが分かります。
1月は15円ほどでしたが、4月には360円にまで値上がりしており、わずか4カ月で24倍近くに高騰しました。
2021年はNFTやブロックチェーンゲームが流行り始め、そのブームに乗って値上がりしたものと考えられます。
今後NFTやeスポーツの市場拡大によってEnjin Platformのユーザーが増えれば、さらにエンジンコインの価値は上がるかもしれません。
エンジンコインで積立投資ができるGMOコイン
エンジンコインは、国内ではコインチェックとGMOコインでの取り扱いがあります。
この2社では売買を行う際の取引コストにあたる売値と買値の差が狭いのはGMOコインです。
- 高機能で簡単に操作できるアプリ
- レバレッジ取引や暗号資産FXでアルトコインの空売りが可能
- 安心のGMOインターネットグループ
- エンジンコインの現物取引、積立投資が可能
GMOコインは、2021年3月3日(水)からオーエムジー(OMG) の取り扱いを開始しました。
現在は、販売所と積立暗号資産で取り扱っています。
他にもコスモス(ATOM)やシンボル(XYM)などのアルトコインも多く取り扱っているので、他のアルトコインを取引したくなったときにわざわざ他の取引所を使うという手間がありません。
さらにGMOグループは傘下にFX会社やネット銀行も抱えており、豊富な金融ノウハウから顧客資産管理やセキュリティー面において安心感を持てるのではないでしょうか。
GMOコインのサービスではありませんが、同じGMOグループが運営する「Adam byGMO」というNFTマーケットプレイスがあります。
NFTアートにも興味がある人はGMOコインで「仮想通貨調達」そして、Adam byGMOで「NFTアート売買」をして、利益のダブルゲットを目指してみてもよさそうですね。
GMOコインの評価 | |
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オススメ度 | ★★★★☆ |
口座数 | 46万口座 ※2021年12月末時点 |
取引単位(BTC) | 最低0.0001BTC |
現物取引手数料(BTC) | Maker:-0.01%, Taker:0.05% |
暗号資産FXスプレッド (2022/1/31時点) | ビットコイン円:2,822円 イーサリアム円:582円 (変動制) |
取扱仮想通貨数 | 17種類 |
まとめ
エンジンコインは、日本の交換業者で取り扱っているところは2社しかありません。しかしながら、世界的にはNFTやメタバース関連として非常に注目がされており、値上がり率ではアルトコイン上位となっています。
マーケティングが得意なことでも知られているため、今後の知名度向上も進むことが考えられるため、その動向からは目が離せないでしょう。