日本企業だけでなく、世界的企業に投資できる「外国株」を始めてみよう!
このページでは、米国株(アメリカ株)投資に興味のある初心者の為に 買い方や売り方から、日本株との違いなどを解説しています。
- 米国株の買い方は?
- 英語ができなくても大丈夫?
- 日本円で取引できるの?
海外・米国株は手間がかかりそう・ハードルが高いと感じる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。日本国内の企業だけでなく、海外の企業も選択肢にいれることで 投資の幅が確実に広がります!
米国株を取引するには、証券会社の総合口座と外国株口座の開設が必要です。口座をお探しの方は米国株おすすめの証券会社を比較|外国株が買えるネット証券を手数料・取扱数でランキング!をご覧ください。
米国株(アメリカ株)投資の魅力とは?
米国株(アメリカ株)といった外国株では、長期成長・高配当・知名度の高い世界的な大企業に投資できるといった魅力があります。
しかし、日本株と違って なにかと手間がかかりそうなイメージもあります。
そもそもどこで売っているのか?や、日本円で買えるのか・手数料が高そうという問題で 米国株を避けている人もいるのではないでしょうか。
今では多くのネット証券が米国株や中国株といった外国株を取り扱っています。実は意外と簡単な米国株の取引方法を学んで、新たな投資先として米国株投資もぜひ始めてみましょう!
では、米国株(アメリカ株)の買い方を具体的に説明していきます。
米国株(アメリカ株)の買い方
STEP1:銘柄検索
まずは日本株と同様に、買いたい銘柄を探しましょう。
上述したように米国株ではAmazonや、Google(アルファベット)、Appleといった世界的大企業の株の買付できるという点が魅力です。
米国株では 日本株でいう銘柄コードの事をティッカーとよび、銘柄コードの数字に対し、ティッカーはAMZNやGOOGLのようにアルファベットで表記されます。こちらは日本株と異なる点の一つですね。
ただし、米国株の検索ではティッカーや正式な英語表記を覚える必要もなく、ほとんどのネット証券の外国株スクリーナーなどでは「アマゾン」「アップル」などカタカナで検索が可能です。
下記の画像はマネックス証券の銘柄スカウターの情報です。(データは調査日時点のもの)
日本株と同じく PER・PBR、配当利回りといった企業情報も もちろん日本語で表示されます。
STEP2:資金の準備(日本円・米ドル)
米国株の買付の場合、日本円もしくは米ドルのどちらでも買い付けが可能です。(※証券会社によって異なります)
当然ですが、米ドルでの買付の場合は、一度両替(為替取引)をする必要があります。
では、それぞれの場合を詳しく見ていきましょう。
日本円での買い方 【円貨決済】
米国株は、日本株と同じよう 日本円での口座資金(買付余力)で購入ができます。
証券総合口座から外国株口座へ「円」で振替し、その口座からサイト内で米ドルに振替する【円貨決済】とよばれる方法です。
円貨決済では、実際に自分が円からドルの両替を行う事なく米国株を買えるという仕組みで、取引しやすく、事前の為替取引を行う必要がないスピーディな決済手段です。
円貨決済はSBI証券やマネックス証券、楽天証券、DMM株など米国株取扱のある主要ネット証券で可能です。
しかし、円貨決済の為替レートは各証券の定めた時間のレートで決定され、さらに為替手数料(スプレッド)も割高で固定されていますので、ご注意ください。
- メリット1:手間がかからない(円から入金・注文できるので すぐに買付ができる)
- デメリット1:証券会社でのレートで取引される(為替リスクが発生)
- デメリット2:手数料(スプレッド)が発生
POINT!マネックス証券では、円→ドルの為替手数料(買付時)が0円のキャンペーンを実施中!(2023年4月時点)
米ドルで買い付ける場合【外貨決済】
こちらは買付前に、投資家自身で取引業者より為替取引を行い、それを購入資金(買付余力)に充てる【外貨決済】という方法です。
外貨決済で米国株取引を行うメリットとしては、自分の好きなタイミングのレート・手数料(スプレッド)で為替取引ができ、米ドルを用意できるという点です。
- メリット1:自分の好きなタイミングのレートで為替取引ができる(為替リスクを回避できる)
- メリット2:手数料(スプレッド)が安い(円貨決済に比べて)
- デメリット1:事前の準備に時間・手間がかかる
STEP3:注文
購入銘柄の決定、資金の準備ができればあとは国内株と同じように注文するだけです。
指値注文・成行注文など執行条件、数量、注文有効時間などを入力し、各証券の外国株取引口座画面で注文を確認できます。
また、日本株と同じく 約定時に取引手数料が発生しますので、ご注意ください。
取引手数料は、各ネット証券によって異なります。詳しくはネット証券会社の外国株(米国株・中国株)を比較に掲載しています。
米国株(アメリカ株)の売り方
次に、約定して購入した米国株の売り注文の出し方から日本円に戻すまでを説明します。
売り注文の方法は、日本株と同様に、保有している銘柄を数量・価格・執行条件を入力します。
また、売却時にも円貨決済・外貨決済のどちらかが選択できます。外貨決済の場合は売却代金が外国株取引口座の外貨残高として、円貨決済の場合は証券口座の日本円残高として反映されます。
(※証券会社によっては、どちらかの決済しかできない場合もあります)
なので、円貨決済の場合の売り注文は、日本円に戻す必要はなく、自動的に日本円として売却したことになります。
外貨決済の売り注文の場合は米ドルで支払われるので、自分で日本円へと戻す必要があります。手間がかかるというデメリットはありますが、買い注文時と同じく、自分の好きなタイミングでの為替レート・手数料で日本円へと取引が可能です。
また、外貨決済にて売却して得たドル資金は、日本円へ為替取引せずに そのまま更なる米国株の購入資金に充てることもできます。
為替取引を行うたびにスプレッド(取引コスト)が加算されるので、長期での米国株投資を考えている場合ではドルのまま保有している方が お得な場合もあります。
日本株との違い・注意点
では、日本株との違いや、注意すべき点などを挙げていきます。
1株から取引可能
日本株は原則 単元株(100株単位)での取引となりますが、米国株では単元株制度はなく、1株から取引が可能となっています。
アップルやグーグルなど大企業の株も、もちろん1株から買うことができます。
値幅制限なし
日本株では、急速に株価が変動するのを防ぐ為に、1日の価格の変動幅を前日の終値を基準として制限する「値幅制限」があります。いわゆるストップ高・ストップ安といわれるものです。
米国株ではこの「 値幅制限 」がありません。銘柄によっては、短期間で膨大に上がることもあれば、逆に急降下する可能性もあるので注意が必要です。
配当回数が多い
基本的に米国株では年4回の配当を行う上に、配当利回りが高いことが人気の一つです。日本株では年2回と、米国株に比べると少ないのがわかるかと思います。
取引時間が深夜(日本時間)
米国株の取引時間は現地時間8:00~20:00で、日本時間では21:00~翌9:00となっています。
つまり、日中忙しい方などにとっては、夜間にリアルタイムで取引できるというメリットもあります。
米国株・外国株を始めよう!
銘柄探しから注文までを紹介しましたが、外国株の買い方や売り方で英語が必要となったりする場面もなく、ご覧になって分かる通り 円貨決済を行えば 円のままスムーズに取引が行えますし、日本株とほとんど同じ手順で米株取引が可能です。
米国株(アメリカ株)以外にも、中国株や東南アジアの株などを取り扱っている証券会社もあります。また、すべての証券会社で外国株を扱っているわけではないので こちらを参考に口座開設をしてみましょう!(※外国株口座の開設には証券総合口座が必要になります。)≫米国株おすすめの証券会社を比較|外国株が買えるネット証券を手数料・取扱数でランキング!
初心者でもわかる!米国株(アメリカ株)に関するQ&A
大丈夫です。日本株と同じ手順で、証券会社のサイトやツール上で日本語で取引できます。銘柄検索時でも、「アマゾン」「アップル」など日本語の企業名で検索可能です。また、「円貨決済」を利用すれば 日本円のまま入金→取引が可能です。
米国株の始め方 STEP2:資金の準備(日本円・米ドル)で説明したように、円貨決済・外貨決済ともどちらにもメリットとデメリットがあるので 自分の好きな方で決済を行うのをおすすめします。
円貨決済では、手元にある円で決済できるので外貨(ドル)を自分で準備する手間がかかりませんが、証券会社指定の高めのレートで自動的にドルへ両替(為替取引)されるので コストが発生します。
反対に、外貨決済では自分で外貨を準備する手間がかかりますが、自分の好きなタイミングのレートで両替できるメリットがあります(為替リスクのヘッジが可能)。
まず、主要なネット証券の中ではSBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、DMM株で米国株取引が可能です。
米国株おすすめ証券会社の比較ランキングの上位3社は取扱数、手数料の安さなどでおすすめです。外国株口座は総合証券口座の開設が必須となっていますので、まずは総合口座を開設して外国株を始めましょう!
■SBI証券
SBI証券は、米国株の他にも中国株、韓国、インドネシアといったネット証券内最多の取り扱い国数を誇る業者です。
取扱数だけでなく、米国貸株、専用のスマホアプリ、投資情報、IPO情報など その他サービスも充実の内容です。また、円貨決済・外貨決済ともに利用できます。
■マネックス証券
約5,000銘柄と、多くの米国株を取扱うマネックス証券。
取扱数が多いという事は、様々な状況の企業に投資できるという点で、米国市場での値上がり・値下がり率、売買代金、出来高、時価総額、配当利回りなどのランキングや各種指標でのスクリーニング、市場・統計ニュース等の投資情報など、分析周りも充実の内容です。
■DMM株
取扱数はSBI証券や楽天証券、マネックス証券など他の証券に比べれば少ないものの、米国株の取引手数料無料・日本株と同じツール・アプリで米国株取引できるという点がメリットのDMM株。
随時 銘柄も追加しているようで、今米国株を始めるなら選択肢にいれておきたい証券の一つです。ただし、DMM株では円貨決済のみ可能となっています。
※取扱数・手数料・ツールなどの詳しい比較はこちらからご覧ください。
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