外貨預金をおすすめしない理由とは?見落としがちなデメリットを簡単解説

通常の定期預金よりも「高い金利」が魅力の外貨預金資産運用の方法の1つとしても人気のある商品です。

ただ、その金利の高さゆえに

「なにか裏があるのでは?」
「外貨預金はおすすめしないってよく聞くけど本当?」

と疑心暗鬼になっている方も多いのではないでしょうか。実際、外貨預金には知らないと思わぬ失敗を招いてしまうデメリットが存在します。

今回は、「なぜ外貨預金はおすすめしない」と言われるのか、その理由と外貨預金の代わりに使える金融商品も紹介します

せっかく貯めた自分の大切なお金ですから、後悔しない方法で運用できるよう知識を身につけていきましょう!

\ 外貨預金より資金効率良し! /
筆者
そもそも資産形成の方法で悩んでいる場合は「資産形成とは?20代・30代におすすめの方法や始めるメリットをわかりやすく解説」で基本の「き」から解説しているので参考にしてみてください。

外貨預金はおすすめしないと言われる3つの理由

外貨預金はおすすめしないと言われる裏には、ちゃんとした3つの理由があります。

その理由は以下の3点。

  1. 相場の急変動に対応しづらい
  2. 元本割れリスクがある
  3. 為替手数料が高く利益を圧迫してしまう

それぞれの理由についてわかりやすく解説していきます。

相場の急変動に対応しづらい

外貨預金をおすすめできない一番大きな理由が「相場の急変動に対応できない」から。

外貨預金は、その名の通り日本円を米ドルなどの「外貨」に替えて運用することになります。

外貨の価格(為替相場)は日々変動するため、得をすることもあれば損する可能性もあります。

筆者
ここで、想像していただきたいのですが、もし米ドル建ての外貨預金を使っていて「米ドルの価格が急落」したらどうでしょうか?

FXであれば、リアルタイムで注文をすれば損失を最小限にできるかもしれません。

ただ、外貨預金の場合、払い戻すのに時間がかかったり、「解約手続き」をしないと円に戻すことができないこともしばしば

誰しも価格が大きく下がったときは「早く損失を確定させて被害を最小限にしたい」と思うものです。外貨預金は、急な相場変動に対して柔軟に対応できないことは必ず知っておきましょう。

元本割れリスクがある

外貨預金は「預金」と名前がついていますが、「元本割れする可能性もある」ことを忘れてはいけません。

ただ、「なんで預金なのに元本保証じゃないの?」と疑問に思う方も多いと思うので、理由を説明していきます。

まず外貨預金の場合、日本円以外の外貨を預金として保有することになります。

言い換えれば、米ドルの価格が変われば預け入れたお金の評価額も変わるということ。

  • 米ドルが「100円」のときに外貨預金をスタート、預け入れ金額は日本円で「100万円」
  • 米ドルが「110円」になったら→円換算:110万円(+10万円)
  • 米ドルが「90円」になったら→円換算:90万円(▲10万円)

※為替手数料は加味していません

このように、外貨の価格変動によって利益も損失もでるため、預け入れたときより「円安」になっていれば元本割れのリスクが生じてしまうのです。

高い利率に目が眩み、こうした「為替差損による元本割れリスク」をないがしろにしてしまうと、思わぬ損失を生みかねないので注意が必要。

為替手数料が高く利益を圧迫してしまう

資産運用全般に言えることですが、運用商品を選ぶ際には「得られる利益」だけでなく、「手数料(コスト)」にも着目する必要があります

外貨預金の手数料を考えてみると、「預け入れ(円→外貨)」と「払い戻し(外貨→円)」の二つのタイミングで「為替手数料」がかかります。

大手都市銀行でも、1通貨あたり「片道25銭〜1円」の為替手数料がかかってしまうのが現状。

手数料例
  • 外貨預金で1,000ドル分預け入れた場合
  • 預け入れ:25銭×1,000=250円
  • 払い戻し:25銭×1,000=250円
  • 合計:▲500円

とはいえ、

500円くらいなら手数料として払ってもいいんじゃないの?

と思うかもしれません。

筆者
でもよく考えてみてください。1,000ドル預けて1%の利回りで運用したとしたら利益は「10ドル分」日本円で「1,100円程度」。その利益の半分が手数料として持っていかれてしまうのは大きな損失だと思いませんか?

以上が「外貨預金はおすすめしない」と言われる主な理由です。少なくとも、預けておけば勝手に数%儲かる商品でないことは理解いただけたのではないでしょうか。

外貨預金で見落としがちなデメリット

次は、「外貨預金をおすすめしない理由」とまではいかないものの、知っておきたい外貨預金のデメリットを2つ紹介しておきます。

FXよりもらえる金利が少ない場合が多い

外貨預金でも、FXのスワップポイントのように金利が付きます。そして金利は原則「満期」にまとめて支払われるようになっています

◯ヶ月外貨定期預金 金利1.0%」というような広告を目にしたことがあるのではないでしょうか。

FXを知らない人であれば、「日本の定期預金より金利が高い!」と思うかもしれませんが、FXで外貨を持っていた方が利回りが良いパターンも多くあります。

例えば、1年満期の外貨預金(金利:0.1%)米ドル/円を1年保有した場合で比較してみます。預け入れ金額は両方ともに10,000ドルとしましょう。

  • 外貨預金:10,000ドル×0.001=10ドル(約1,100円)
  • FX:スワップポイント9円/日×365日=3,285円

このように、スワップポイントで金利を得た方が外貨預金よりも高利回りになる可能性があることは知っておいた方が吉です。

筆者
知っている資産運用の手段は多いほうが良いに決まってますからね!

預金保険制度の対象外(銀行が破綻した場合の補償が手薄)

次は、念の為知っておいたほうが良い程度のデメリットですが、外貨預金の場合には「預金保険制度の対象にならない」ことには注意しましょう

預金保険は、万が一預け入れ先の銀行が破綻した場合、預金者の預金などを保護するための保険制度のこと。

円建ての一般的な定期預金であれば、一金融機関ごとに合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護され、1,000万円を超える部分は、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われるようになっています

参考:預金保険制度の概要

しかし、外貨預金はこの預金保険の対象外となっているため注意が必要です。

筆者
大手都市銀行などであればほとんど心配はないと思いますが念の為!

【初心者向け】外貨預金の活用方法

ここまで、外貨預金はおすすめしないと言われる理由を説明してきましたが、活用方法がないわけではありません

実際、外貨預金を上手に活用すれば恩恵を得ることも可能。本章では、簡単にできる外貨預金の活用方法を紹介します。

円安対策として活用する

1つ目は、円安対策として活用する方法。この場合は、数ヶ月単位の外貨預金ではなく1年以上(1~5年)で運用することを前提として話を進めます。

日本円の資産だけを持っていると「円の価格が下がった場合(円安)」、安くなった分だけ資産が目減りしてしまいます。

例:総資産が500万円(日本円のみ)
  • 1ドル=100円のときは5万ドル分
  • 1ドル=120円のとき(円安)は約4.2万ドル分(▲8,000ドル!)

このように、円以外の通貨価格が上がると円の価格は相対的に下がってしまうことが分かりますね。

円安リスクを回避するために「中長期」で米ドルなどの外貨預金を活用するのは賢い選択といえます。

筆者
中長期という条件がついているのは、いつ円安になっても良いよう「リスク回避の手段」としての保有を目的にしているからです!

関連記事:円高・円安はどっちがいいの?メリット・デメリットをわかりやすく図解

預け入れタイミングを複数回に分ける

この活用方法は、「外貨普通預金・外貨貯蓄貯金」の場合に使える方法です。

上記2種の外貨預金であれば、お金を預け入れるタイミングを複数回に分けることができます

つまり、外貨を買い付けるタイミングを分散させることができるので、

「円安のときにたくさん預けてしまった!」
「利率よりも為替差損の方が大きくなっていく…」

というリスクを軽減できます。

筆者
「外貨定期預金ほどの利回りは求めないから為替リスクをおさえつつ外貨を保有したい」という場合にはおすすめ。

外貨預金のかわりになる金融商品はあるのか

初心者の犬
「外貨預金のデメリットもわかったし、活用方法も大方理解したけど、もっと良い外貨の運用方法ってないの?」

と考えている人もいるのではないでしょうか。残念ながら外貨預金のデメリットを全てカバーする方法はありませんが、「ある程度デメリットをカバーした金融商品」はあります。

FX積立」です。

FXってリスクが高い投機商品じゃないの!?」と思うかもしれませんが、中身も知らずに否定してしまうのはもったいない

まずはFX積立のメリットを確認してから判断していきましょう!

FX積立が外貨預金より優れているポイント3選

いつでも外貨売却が可能

銀行の外貨預金と異なり、FX積立では「売却タイミングが自由」になっています。

そのため、相場の変動や急にお金が必要になった場合にも柔軟に対応が可能。定期預金のように資金拘束されたり、面倒な途中解約規約などがない点もポイントの一つ。

筆者
「外貨預金の利率は魅力的だけど柔軟性がもっと欲しい!」と思っている方には特に嬉しいのでは?

運用コスト(手数料)が安い

外貨預金では必要になってしまう、「為替手数料」がFX積立の場合必要ありません

FX積立では、スプレッドと呼ばれるコストが必要になりますが、米ドル/円で「1通貨あたり5銭」程度なので、外貨預金の「1/10~1/40程度」のコストで済む計算になります。

外貨預金 FX積立
手数料(参考値) 25銭〜1円 5銭
購入額(ドル換算) 1万ドル 1万ドル
コスト 5,000円~10,000円(往復) 500円(往復)
筆者
FX積立では、その他取引手数料などは無料です!

レバレッジで資金効率をあげられる

FX積立最大の特徴は、FX特有の「レバレッジ」をかけられること。

レバレッジとは、お金を担保として預けることで預け入れ金額以上の取引を可能にする仕組みのことです。

FX積立では、最大「3倍」までレバレッジをかけて運用することが可能です。

  • 資金:100万円
  • 最大運用額:300万円
  • 米ドル円の場合のスワップ利回り↓
  • 10円/日(1万通貨あたり)×365日×3倍=10,950円 →10,950円÷1,000,000円=約1.1%

このように、レバレッジをかけると資金効率をあげることができます

高金利通貨として有名なトルコリラの場合なら、年間利回りは約4%にもなりますよ。

では、このFX積立はどこでできるのか、おすすめの金融機関(FX会社)を紹介して今回は終了にしたいと思います!

外為どっとコムの「らくらくFX積立」

FX積み立てのトップイメージ

老舗FX会社の一つ「外為どっとコム」が提供する「らくらくFX積立」というFX積立サービスがおすすめ。

らくらくFX積立の評価ポイント!
  • その名の通りスマホで楽にFX積立ができる
  • 業界最高水準スワップポイントキャンペーンが魅力的
  • 1通貨単位で買付可能
  • 柔軟に運用方針を変更できる
  • 資産が守られる完全信託保全を採用

らくらくFX積立は、外貨運用を「銀行預金より手軽にかつ自由度高く」できるFXサービスのひとつ。

また外貨定期預金にありがちな、購入単位が10万円からなどの縛りもなく「1通貨(1ドル)単位」で決めることができます

FX積み立ての購入単位

あとは何といっても「専用スマホアプリ」が便利で、運用も管理もスマホ一つで完結!

FX積立のアプリ

レバレッジやどれくらいの頻度で買い付けるかも1タップで選べます。始めるのも「続けるのも」ラクチンなのは非常に嬉しいですね。

合わせて読みたい:FX積立とは?おすすめ通貨やシミュレーション結果も分かりやすく解説!

おすすめの記事