
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)に投資を行うためには、仮想通貨取引所への口座開設(アカウント作成)が必要となります。
いくら投資資金があっても、取引を行う口座がないとどうしようもありません。
ここでは、取引所(交換業者)への口座開設に必要なモノと口座開設の流れを説明します。
今すぐに口座開設を行いたい場合はこちらの記事をご覧ください。
口座開設の条件
証券会社やFX会社への口座開設は、年齢制限や国内在住などの制限があります。仮想通貨(暗号資産)の場合もほぼ同じと考えてもらって大丈夫です。
また、海外に在住している場合の口座開設はできませんが、例えばビットフライヤー(bitFlyer)であればヨーロッパと米国でライセンスを取得しており、現地で交換業を営んでいます。
もちろん反社会勢力の方は本人確認所で弾かれますが、通常であれば日本に住む成人以上の方であれば、ほとんどの人は口座開設の条件に当てはまると言えます。
※仮想通貨取引所の口座開設には、年齢、職業、住所は聞かれますが開設の可否とはほぼ関係ありません。
口座開設に関して用意するモノ
仮想通貨取引所の場合、メールアドレスがあればアカウント作成が可能です。しかしながら、それでは仮想通貨の取引や預入・送付ができません。そのため、免許証などの個人情報が記載された確認書類を提出し、本人確認(KYC)を行い全ての機能を使えるようにする必要があります。
口座開設において必要なものは以下となります
- 運転免許証(免許証やパスポートなど)
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- IDセルフィー
- 利用規約、プライバシーポリシー、取引時交付書面などへの同意
聞きなれない言葉に「IDセルフィー」というものがありますが、これは本人確認書類と本人が同時に写った写真となります。

出所:Coincheck
免許証に移っている人が本当に本人なのかどうかを確認するための方法で、欧米では一般的なようです。
全ての取引所で提出が必要というわけではないようですが、仮想通貨の口座開設でIDセルフィーの提出が一般的になっています。
なお、スマートフォンしかない場合でも口座開設は行うことができます。
口座開設手順
これらが揃ったら口座(アカウント)開設を行いましょう。
口座開設の流れとしては、まずはメールアドレスを登録します。
出所:DMM Bitcoin
そうすると、認証用URLが届きますので、そこから個人情報などを入力する本登録手続きを行いましょう。この時に、IDセルフィ―なども提出します。入力に掛かる時間はざっと10分程度でしょうか。
同時に、利用規約や取引時交付書面なども確認し同意を行う必要があります。
必要事項は、名前、住所、生年月日、他に電話番号が必要な会社もあります。証券会社やFX会社では、勤務先や大学を入力する必要がありますが、仮想通貨の取引所では必要ない場合もあります。
必要事項を入力し、交換業者へ提出した後は3日~1週間程度の審査期間があります。
会社側で承認がされれば、本人確認書類(主にハガキ)が届きます。そこに記載されたパスワードを入力すれば取引が開始できるようになります。
口座開設の流れ
- メールアドレス登録
- 専用フォームより登録手続きへ
- 本人確認書類を受け取る
- 口座開設コードの入力

仮想通貨の取引所への口座開設は、証券会社などの口座開設に比べて入力箇所も少ない場合があり、簡単に口座を開くことができます。
入金は本人確認書類が届く前にできる取引所もあります。口座開設が完了する前にセキュリティー対策として「SMS認証」や「2段階認証」を行うようにしておきましょう。
即日口座開設!クイック本人確認で20分後には取引へ

仮想通貨交換業者は、アカウント開設のオンライン化が進んでいます。そのため、最短で即日のアカウント開設が可能となっている取引所もあるほどです。
「クイック本人確認」や「スピード本人確認」など業者によって言葉は違いますが、オンラインで写真を撮る枚数を多くすることで、本人確認の精度を上げる仕組みとなっています。
【即日口座開設が可能な交換業者】
- bitFlyer:クイック本人確認
- DMM Bitcoin:スマホでスピード本人確認
- GMOコイン:かんかん本人確認
クイック本人確認は、口座開設時にスマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影するだけです。こうすることで、郵送物の受け取りも不要となり、最短で口座開設を申し込み当日中に取引を開始することができるのです。
通常の本人確認と『スマホでスピード本人確認』の違い(DMM Bitcoin)

本人確認書類の受け取りの手間も省けるため、オンライン完結型のスピード本人確認はとても便利です。