【投資家必見】証券口座を見直すならどこ?
コストも抑えられる、おすすめの組み合わせもご紹介!
投資家の皆さんはいくつの証券口座で取引をしていますか?
みんかぶ調べでは、2口座以上保有している個人投資家はなんと70%以上というアンケート結果も出ています。これらの背景には、各証券会社ごとの「手数料」や「ツールの利便性」など、強み弱みがあげられます。
もっとも、複数口座で取引を行う投資中~上級者は、取引頻度も高く、 個々のトレードスタイルに合わせて使い分けるのが利益を上げるコツといえそうですね。
皆さんも、今使っている証券口座は自分のトレードスタイルに合っているのか、 どんな組み合わせがおすすめなのか、気になる方も多いと思います。
そこで、今回は複数の証券口座を持つメリットと、目的別おすすめの証券口座の組み合わせを紹介していきたいと思います。
各社のいいとこどり!複数口座を持つ3つのメリット
早速ですが、複数の証券口座を持っているとどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。1.目的別に口座を使い分けることができる
ご存知のとおり、証券会社によっては取り扱い商品の種類や数に違いがあります。
複数口座を作ることで、どの商品に投資をするか、また短期、長期どちらで運用するかなど、目的に合わせて取引の幅が広がります。
銀行口座も「給与受け取り用」「貯蓄用」「生活資金用」といったように使い分ける方は多いですよね。証券口座も同じで、目的別に使い分けるのがコツです。
2.IPOの当選確率もUPする
IPOは一社の証券会社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方がチャンスを増やすことができます。
というのも、IPO銘柄を扱う証券会社によって、どれだけの株数を扱うのか異なるため、証券口座を複数持っていた方がIPO銘柄のカバー率という観点でも有利といえるためです。
3.一つの口座でシステムエラーが起きた時に別の口座でカバーできる!
ごくまれに証券会社のシステムエラーが発生することがあります。しかし複数口座を保有している人は、売却したい株を保有する口座がシステムエラーで取引停止してしまった時に、別の口座で信用売りをすることで損益を固定することが可能になります。
こうした不測の事態では、思わぬ損失を被ることもあります。リスクマネジメントの一環としても最低2つは取引口座を持っておきたいですね。
おすすめの証券口座の組み合わせ例
1.コストを最大限抑えるなら現物最安と信用最安の
「DMM 株×立花証券e支店」
現物取引の1約定ごとの手数料が最安となっているDMM株、信用手数料が無料の立花証券e支店の組み合わせは手数料で見た場合に最もお得といえます。
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2.1株からコツコツ取引がしたいなら
「LINE証券×SBIネオモバイル証券(ネオモバ)」
両者は本来100株ずつしか買えない日本株を、1株から買えるミニ株(単元未満株)取引を提供しているので、両方開設して銘柄や手数料のいいとこどりができます。
3.投資信託を買うなら楽天ポイント還元と、信託報酬還元サービスの
「楽天証券×松井証券」
投資信託を買う際にコストが安いのはもちろん、還元サービスがあるとなおお得感が増しますよね。楽天ポイントは楽天カードで購入する際に、その1%が還元されます。
一方松井証券では、高コスト投資信託を購入する際にコストが還元されます。そのため、1%以上の還元を受けられる場合は松井証券を使用した方がお得になります。このように両者をうまく使い分ければお得に取引が可能です。
複数口座を持つ際の注意点
1.取引パスワードなどを忘れてしまう
取引パスワードを忘れてしまった場合、業者に連絡を入れてパスワードの再発行などが必要となります。
1口座のみの保有と比べ、ログイン情報等の管理が煩雑になるため、必ずメモしておきましょう。
2.どれだけの資金をどの口座に入れているか管理しづらい
証券口座間の資金移動はすぐには完了しません。どの口座に、何円入れているかを必ず把握して、適切な資金分けをするように心がけましょう。資金管理がうまくできていないと、取引しようとしたときに資金不足となってしまう恐れがあります。
3.口座数が増えすぎると損益計算が大変
各口座の損益を把握するのは難しいので、これも定期的にまとめておきましょう。
メリットばかりでなく、こういった管理の手間も発生するためにむやみに複数口座を持つのではなく、目的に合わせて「2口座」から始めてみましょう。
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