
仮想通貨取引にチャレンジしたいけど、使いやすいおすすめのチャートはどれなんだろう?仮想通貨初心者であればほぼ必ず経験するこの悩み。
取引経験のない初心者にとってチャート選びは少々ハードルが高いですよね。
しかし、仮想通貨取引をするうえでチャートはいわゆる「武器・装備」のようなものですから、無下にはできません。どうせ取引するなら1番自分に合った武器・装備で挑みたいと思います。
そこでこの記事では、仮想通貨チャートの選び方から、おすすめのチャートまでわかりやすく解説します。
順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | 分割チャート | チャート保存 | 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOコイン ![]() |
12 | 11 | ◯ | ◎ | 15 |
2位 | bitbank ![]() |
100以上 | 60以上 | × | × | 12 |
3位 | DMM Bitcoin ![]() |
9 | 11 | ◯ | × | 15 |
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使いやすい/見やすい仮想通貨チャートの選び方
まずは、仮想通貨トレーダーはどんなポイントに注目してチャートを選んでいるのかを解説します。
仮想通貨スマホアプリ/PCツールのチャートを選ぶポイントは、以下の3点
それぞれの項目について、具体例を交えながら説明していきます。
1機能性|テクニカル指標の多さ
まずは、気にするべきポイントは機能性。
チャートの機能性を測る目安となるのが「テクニカル指標」の多さです。テクニカル指標はインジケーターとも呼ばれる、仮想通貨トレードの必須アイテムの一つ。
そして、利用可能なテクニカル指標の数は取引アプリやPCツールによって異なります。
交換業者名 | テクニカル指標数 |
---|---|
bitbank | 100以上 |
GMOコイン | 12 |
DMM Bitcoin | 9 |
Coincheck | 0 |
インジケーターが多いほど多面的な分析ができるようになるため、「テクニカル分析で短期トレードをしたい!」と考えている初心者の方は、「bitbank」か「GMOコイン」がおすすめです。
特にスマホアプリのチャートでは、テクニカル指標が搭載されていない場合もあるので注意が必要です。

2利便性|使いやすい設計・レイアウトかどうか
いくら高機能なチャートであっても、使い勝手が悪ければ宝の持ち腐れになってしまいます。
そのため、チャート選びの際は、使いやすい設計・レイアウトかどうかを確認しましょう。
トレーダーによって「使いやすい」と思うポイントは異なるため、難しいところですが、実際にチャートを操作してみて
- 円滑に注文ができるか
- テクニカル指標を表示させるのに手間取らないか
- 描画ツールでラインは引きやすいか
の3点を確認してみることをおすすめします。

3見やすさ|色合い・デザイン
最後は専門知識は不要です。
自分が見やすいデザインかどうかを確認しましょう。たしかに前述の選ぶポイント2つも重要ですが、自分にとって見やすい色合いやデザインであることも大きな判断基準の1つです。
仮想通貨のチャートは、交換業者によって
- 白背景のチャート
- 黒背景のチャート
- ロウソク足の色が青×赤のもの
- ロウソク足の色が緑×赤のもの
など、デザインが異なります。そのため、自分が1番見やすいのはどのチャートかな?と考えながらチャート選びをしてみましょう。

それでは、次章から肝心の仮想通貨チャートおすすめランキングを発表していきます。数が多すぎて迷わないように「スマホチャート」と「PCチャート」それぞれ3社に厳選して紹介していきます。
仮想通貨チャートおすすめランキング【スマホチャート編】
まずは、需要がより多いであろう「仮想通貨アプリのチャート」のおすすめランキングを紹介します。
出先やスマホで手軽に仮想通貨を取引しようと考えている人向けのランキングになります。
チャートおすすめランキング選定基準【アプリ】
今回のチャートおすすめランキングの選定基準は以下の5点。それぞれの項目を筆者が調査し、ランキングにしました。
- テクニカル指標数
- 描画ツール数
- 分割チャートの有無
- チャート(テクニカル指標)保存の可否
- 取扱銘柄数
順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | 分割チャート | チャート保存 | 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOコイン ![]() |
12 | 11 | ◯ | ◎ | 15 |
2位 | bitbank ![]() |
100以上 | 60以上 | × | × | 12 |
3位 | DMM Bitcoin ![]() |
9 | 11 | ◯ | × | 15 |
GMOコイン|機能性・利便性ともに高評価!

順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | 分割チャート | チャート保存 | 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOコイン ![]() |
12 | 11 | ◯ | ◎ | 15 |
堂々の1位はGMOコインの取引アプリ「暗号資産ウォレット」です。
テクニカル指標数、描画ツール数が豊富なのはもちろんのこと、
- 4分割チャート
- チャート保存
- 分析の精度向上(4分割チャート)
- テクニカル設定の手間が省ける(チャート保存)
という2つのメリットがあるからです。
まず、4分割チャート機能があることで、ビットコインをはじめとした仮想通貨チャートを「複数の時間足」で分析することができます。
そのため、「短期的には下落しているけど、長期だと上目線だな」といったトレンド分析が格段にしやすくなります。
また、自分がよく使うテクニカル指標の組み合わせを保存できるため、毎回設定する手間なく、すぐに最適化された環境でトレードが可能です!
2位:bitbank|豊富なテクニカル指標数でがっつり分析に最適
順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | 分割チャート | チャート保存 | 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|---|---|
2位 | bitbank ![]() |
100以上 | 60以上 | × | × | 12 |
スマホでここまで分析できるの!?と言いたくなるほど、テクニカル分析に特化しているのが「bitbank(ビットバンク)」です。
画像からもわかる通り、テクニカル指標の数は100種超え、ラインツールなどの描画ツールも60種類以上とPCツール顔負けの高機能チャートを搭載しています。
移動平均線やボリンジャーバンドに加えて、少々マニアックな分析をしたり、緻密にチャートにラインを引いて取引したいトレーダーには最適なチャートだといえます。
3位:DMM Bitcoin|シンプルなデザインが好きな人向け

順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | 分割チャート | チャート保存 | 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|---|---|
3位 | DMM Bitcoin ![]() |
9 | 11 | ◯ | × | 15 |
3位にランクインしたのは、DMM Bitcoin。
白を貴重とした鮮やかな配色が特徴的で、テクニカル指標/描画ツールの数もかなり豊富です。
また、前述の分割チャートを搭載している数少ないチャートアプリでもあるため、見慣れた白背景でトレードがしたいという方におすすめできますね。
また、レバレッジ取引可能な銘柄が「15種類」と最多水準なので、さまざまな仮想通貨を取引したい人にもおすすめです!
合わせて読みたい:【2023年版】仮想通貨おすすめ銘柄はどれ?将来性が高い銘柄の選び方もあわせて解説
合わせて読みたい:仮想通貨アプリおすすめランキング!チャート機能や使いやすさなど徹底比較
仮想通貨チャートおすすめランキング【PCチャート編】
続いては、PCチャート編の発表です。選定基準はスマホ編と大きく変わっていません。
チャートおすすめランキング選定基準【PC】
今回のチャートおすすめランキングの選定基準は以下の4点。それぞれの項目を筆者が調査し、ランキングにしました。
- テクニカル指標数
- 描画ツール数
- 取扱銘柄数
- Mac対応の有無
順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | チャート保存 | マック対応 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOコイン ![]() |
81 | 70以上 | ◯ | ◯ |
2位 | bitbank ![]() |
18 | 3 | ◯ | △ (safari最新版ブラウザのみ対応) |
3位 | bitFlyer ![]() |
33 | 11 | × | ◯ |
GMOコイン|WEBTRADER

順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | チャート保存 | Mac対応 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOコイン ![]() |
81 | 70以上 | ◯ | ◯ |
またもや1位はGMOコイン。
GMOコインのPCツール「WERTRADER」には、数百万人のトレーダーから使われているTrading View(トレーディングビュー)が採用されており、機能性はお墨付きです。
多機能である反面、画面レイアウトが整っていて「高機能なのに操作はしやすい」点も高評価。
さらに、テクニカル設定をしたチャート保存機能や、Mac対応もしており、利便性の部分でも文句なしの1位といえます。
使用ツールにこだわりたい仮想通貨初心者の方は、「GMOコイン」で仮想通貨トレードを始めてみましょう!
DMM Bitcoin|15銘柄でレバレッジ取引可能

順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | チャート保存 | Mac対応 |
---|---|---|---|---|---|
2位 | DMM Bitcoin ![]() |
18 | 3 | ◯ | △ (safari最新版ブラウザのみ対応) |
できるだけシンプルなデザインで、必要十分な機能が揃っているPCチャートが良い!という方におすすめなのが「DMM Bitcoin」のPCツール。
テクニカル指標、描画ツールともに少なめの印象ですが、基本的なものは網羅されているため、「どれを使えばよかったんだっけ?」と悩む必要がなくなります。
特に、まずは基本的なテクニカル分析を学びたい&実力がついてきても王道の分析方法で取引しつづけたい人におすすめです!
bitFlyer|bitFlyer Lightning

順位 | 交換業者 | テクニカル指標数 | 描画ツール数 | チャート保存 | Mac対応 |
---|---|---|---|---|---|
3位 | bitFlyer ![]() |
33 | 11 | × | ◯ |
3位は、国内ビットコイン取引量で上位のbitFlyer(ビットフライヤー)のPCツール「bitFlyer Lightning」です。
初心者向けではないため、中上級者におすすめできるPCチャートという位置付けになります。
評価ポイントは、「カラーバリエーションの豊富さ」と他にはない「チャット機能」が搭載されている点です。
また、コインテレグラフやコインポストなどのヘッドラインが見れるため、情報チェックも便利です。中・上級者は一度使ってみる価値はあるでしょう。
初心者は知っておきたいチャート分析の基本
ここまで、おすすめの仮想通貨チャートの紹介をしてきましたが、なかには「そもそもチャートってどう活用するの?」という人もいるでしょう。
そこで、ここからは初心者が絶対知っておきたい「チャート分析の基本」を紹介していきます。
まず、初心者が抑えるべきチャート知識は以下の3点。
- ロウソク足の見方
- 移動平均線の見方
- レジスタンスラインとサポートライン
各項目について学んでいきましょう!
ロウソク足の見方
まずは、チャートを形成している「ローソク足」の見方からです。
ローソク足は、その時間足の「最高値、最安値、始値、終値」の4つを表しています。
そして、陽線(仮想通貨では青か緑が多い)の場合は、その時間単位で「上昇」したことを表し、陰線(赤)の場合は、「下落」したことを意味します。
つまりローソク足は、特定の期間の値動きの結果がひとめで分かる便利アイテムということです!
移動平均線の見方
つづいては、テクニカル分析になくてはならない存在「移動平均線」。
移動平均線は、その名の通り「一定期間における価格の平均値を算出して折れ線グラフにしたもの」です。
価格の平均が移動してきた「足跡」のようなものだとおもってください。
そして、移動平均線には
- 5日移動平均線(短期)
- 25日移動平均線(中期)
- 200日移動平均線(長期)
ですから、「短期目線では上がっているけど、長期では下落しているな」といった分析をするのに重宝します!
【やや難】レジスタンスラインとサポートライン
実は「チャート」は、トレーダー心理を反映しているとも言われており、多くのトレーダーが意識しているポイントで、価格が反発することもしばしば。
その反発する価格を予想するのに役立つのが
- レジスタンスライン(抵抗線)
- サポートライン(支持線)
レジスタンスラインは、抵抗線とも呼ばれており、そのラインに価格が到達しそうになると「反落しやすい」とされています。
一方サポートラインは、支持線といってラインと価格が近くなると「上昇しやすい」とされています。
ただ、過信は禁物。
レジスタンスラインもサポートラインもブレイク(突き抜ける)可能性もあるので、絶対視せず参考材料の一つとして捉えるようにしましょう。
仮想通貨おすすめチャートに関するQ&A

■ 齋藤 正勝(さいとう まさかつ)
- 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド 取締役副社長 兼 COO
- 株式会社ミンカブアセットパートナーズ(金融商品仲介業 登録申請中) 代表取締役社長
- 株式会社ミンカブ Web3ウォレット 取締役会長 兼 CEO
- 一般社団法人 新経済連盟 幹事
- 一般社団法人 日本デジタル空間経済連盟 理事
銀行代理業許可:関東財務局長(銀代)第8号の「カブドットコム証券株式会社(現・auカブコム証券株式会社)」の創業者で長く代表取締役社長を歴任。退職後は当社取締役副社長 兼 COOに就任。これまで培った金融関連事業に加え、メタバースやWEB3など新事業にも精力的に取り組む。また個人投資家としても市場に積極的に参加。著書は「本気論―フリーターから東証一部上場企業の社長になった男の成功法」「カブドットコム流 勝ち残り法則80ヵ条 (講談社+α文庫)」など。