株初心者や株式投資に興味がある方は、「株を始めてみたいけど、いくらから始めればいいのかわからない」「そもそも、いくらで株を買えるのかわからない」など、まずは始める前の資金について様々な疑問があるかと思います。
では、実際どれぐらいの資金があれば株が始められるのか、このページでは具体的な株価やネット証券の手数料を紹介しながら解説していきたいと思います。
株はいくらから買えるのか?
そもそも 株っていくらから買えのでしょうか?
まずは、株(上場企業銘柄)がいくらで買えるのかを説明します。
まず実際にSBI証券では約3900銘柄(ETF/REIT除く)が購入できます。(2022年9月調査時点)
その中には現在値が数十円代の銘柄から、有名な大型企業では8万円代のものまで取扱があります。
では その株がそのまま10円や8万円で買えるのかというと、そういうわけではありません。
実際に株を購入する際は、単元株(100株単位)で購入しなければなりません。
ですので、例えばトヨタ自動車の株が1株2,018円とすると、
2,018円×100株=201,800円となります。
つまり、トヨタの株を購入して投資を始めよう!とするには201,800円(+購入手数料)が必要になるという事です。
1株で買う事はできないの?
ネット証券の中にはミニ株(単元未満株)といった1株から買えるサービスを展開しているところもあります。
このサービスを利用すると、トヨタのような大企業の株で1株単位、つまり
2,018円×1株=2,018円(+購入手数料)で株を購入することもできます。
ミニ株について詳しくはミニ株とは?|ミニ株(単元未満株)取引おすすめの証券会社を比較をご覧ください。
株式投資のその他の費用
株式投資にかかる費用は、購入資金だけではありません。その一つに、売買手数料があります。
株の売買手数料は、証券会社によって大きく異なります。
1度の買いや売りで手数料が発生する「1約定制」や、1日の売買の合計金額で手数料がきまる「1日定額制」など、各証券で様々なサービス体系をとっています。
仮に、先ほどのトヨタの株をSBI証券で購入したとすると、SBI証券の手数料(1注文制の場合)275円が発生し、
201,800円+55円=202,075円が必要となります。
ネット証券では、手数料の価格競争も行っており、安いネット証券で取引を行うのもおすすめです。
証券会社の手数料について、詳しくは最安手数料のネット証券は?証券会社の手数料を比較・ランキングで紹介しています。
各証券でそれぞれ色がありますから、短期の決済や長期保有など、自分の投資スタイルにあった証券会社でトレードを行うのをおすすめします。
また、基本的には証券口座の保有には費用は掛からないので口座をいくつか開設して取引するのもおすすめです。
取引の多い銘柄は 手数料の安い証券会社で、長期で持っておきたい銘柄は 手数料が高くてもメリットのある証券会社で といった風に使い分けもおすすめです。※参考:証券口座を複数開設するべき?使い分け方やおすすめの組み合わせを解説!
まとめ : 株はいくらから始めるのがおすすめ?
株式投資を始めるにあたって、まずは10万円の資金がラインとされることがよくあります。
10万円だと、大型株は購入できませんが、SBI証券で10万円以下の銘柄検索を行うと、約1,600銘柄もの銘柄が対象となります。1万円以下だとわずか約50銘柄、5万円以下では約600銘柄が目安となります。
投資できる銘柄が多い=購入選択肢が多いという点でみると5~10万円が株を買いやすいラインとなるのがわかるかと思います。
また、先ほど説明したミニ株での投資(株式ミニ投資)であれば1万円から、1株であれば(証券会社にもよりますが)500円からでも始めることが可能です。
大型株で始めるのであれば百万円規模の資金が必要ですが、方法によってはかなり少額からでも株式投資は可能ですので、自分の投資範囲内で資金を準備して株式投資を始めてみましょう!
「株式投資の資金」に関するQ&A
株投資の最低資金はいくらですか?
株投資は、ミニ株サービスを利用すれば1株単位・数百円から投資が可能です。
ミニ株はすべての証券で取扱があるわけではなく、特定の証券でのみのサービスとなりますので、ご注意ください。
※参考:ミニ株とは?|ミニ株(単元未満株)取引おすすめの証券会社を比較
単元株(100株)であれば、1万円からでも購入可能ですが、銘柄が限られてくるのでご注意ください。
少ない資金で投資を始めるにはどういう方法がありますか?
単元株の安い銘柄を探す、もしくは少額投資の代名詞といえる、1株から購入できる株式ミニ投資(ミニ株)という方法があります。
※参考:株初心者におすすめの少額投資|少ない資金で投資を始めるには?ミニ株や積立投資を解説!
また、レバレッジ(自己資本を元本として資金調達)を効かせられる信用取引を行う方法もありますが、信用取引では自己資金では手が届かない大型株の購入も可能となりますがリスク管理が絶対となりますので、注意が必要となります。
※参考:信用取引とは?|信用取引の金利・手数料を徹底比較!
手数料を抑えるために、少しでも安い証券会社が知りたいです。
ネット証券の手数料は取引体系によって異なりますので、それぞれでおすすめの証券会社を紹介します。
まず、1回の注文によって手数料が発生する「1約定性」では、DMM株、SBIネオトレード証券が、どの価格帯でも最安となっています。
1日の注文の合計での「1日定額制」であれば、SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、GMOクリック証券、岡三オンライン証券が100万円まで無料のサービスを行っています。
※参考:最安手数料のネット証券は?証券会社の手数料を比較・ランキング